キャッシング
過去問の上手な利用法には次の4点が挙げられます。

第1に、過去問にはその試験の概要と出題内容とが端的に要約されていますから、その試験の傾向と対策を知るのに活用できます。

第2に、過去問を読むことで、基本書を読むことと同じ効果を期待できます。

10年間前後の既出問題を体系的に整理した過去問は、基本書の目次に沿った構成になっています。

特に、ある程度の基礎力をすでに備えていて短期間で合格したい人は、基本書を省略していきなり過去問を読むことでじゅうぶんです。

いきなり読んでも分からない場合は、過去問の後ろの解答を読み、その後で問題を読むことで、全体を体系的に理解することができるでしょう。

第3に、過去問を読むことで、分厚い基本書のうち読むべき部分と飛ばしてもよい部分とを知ることができます。

第4に、基本書と同じように、過去問もバラバラにして科目別または年代別に分冊し、いつもカバンや背広のポケットに入れておき、通勤時間などに読み返せば、学習効果をチェックできます。

また、基本書のなかに過去問を織り込んだものも出版されています。

このように、優れた過去問を利用すれば、1.試験制度の概要を知り、2.試験範囲を知り、3.試験の傾向と対策を知り、4.試験問題を予想し、その結果、5.学習のスピードアップを図ることができるのです。

“一石五鳥”の効果を発揮するのが過去問なのです。
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過去問のじょうずな選び方とは、当然のことですが、定評のあるものを選ぶことに尽きます。

何を以って「定評」と判断するかが難しいのですが、書店に並べられている過去問のなかから、奥付を見て、版をいくつも重ねて長い年度にわたって刊行されているものを選ぶべきです。

過去問に掲載されている問題自体はどれもほとんど同じです。

問題が一般に公開されている国家資格試験の過去問の場合、問題はまったく同じになります。

問題が公開されていない国家資格試験の場合、出版社や専門学校は、アルバイトを動員して試験問題を収集します。

受験生の記憶に頼って編集されるものもあります。

過去問の質は、その解答や解説で問われます。

過去問の解説内容が信頼できるものであれば、その本自体が信頼できるものであると言えます。
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出版社も専門学校も商売ですから、次々と関連商品を開発します。

たとえば、基本書のほかに、過去問・予想問題集・模擬問題集・科目別問題集・傾向と対策・六法法文集・○○の合格点などなど。

このような関連書籍は、売るために巧みな宣伝広告がうたれるので、迷いの多い受験生は、ついついあれもこれもと買わされるはめになります。

そんななかで、これだけはぜひ買っておきたい、という本があります。

それは「過去問」です。

過去問とは、過去に出題された本試験の問題の5年分または10年分を年代別や科目別にまとめて、正解と簡単な解説を付した参考書のことです。

この過去問は合格に不可欠な参考書です。

資格試験は、何年か続くと出題パターンが出尽くしてしまい、問題を作りにくくなります。

そうなると問題作成担当者は、過去に出題された問題をヒントにして問題を作成します。

過去の問題とそっくりの問題を出題する場合もあります。

ですから、過去問は一種の予想問題集となる傾向にあります。

最近は六法の関連法令を基本書に織り込んだ過去問もあります。

これになると、六法も不要になります。

まさに、過去問に優る予想問題集なし、と言えるのです。
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